福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

伝説の整備士その4

これは、熱き思いを胸に顔に抱き。戦ってきた男の伝説である。

病院から帰ってきた男は、まるでミイラ男。
その格好のまま、テレビを見て、ゲラゲラ笑っていた。
次の日は、また仕事をやる。

包帯は2~3日で取れるが、焼けた皮膚がもとにもどるには、しばらくかかる。

散髪に行ってないのに短くそろった髪の毛にはなぜかパーマがかかっている
まゆげもまつげも生えていない
なにより、皮膚の色が人間とは思えない

男は、恥ずかしがって、サングラスをかけたが、よけいに迫力が増した

ある日、男が留守をしている時に、
チンピラ風のにいやんが、特殊工具を売りに、素敵な笑顔でやって来た。
(゜∀゜)「まいど~、こんな工具いりまへんか~」
(-.-)「ほうほう、ほんで、これ、いくらぐらいすんの?」
(・∀・)「1万5千円です~。まいどおおきに。」
(゜□゜;)「ええ?!高いやないか、こないだ、もっと安かったろが。」
(゜∀゜)「人気商品ですのや~、値上げになりましたんやで~。」
(´ω`;)「もうええわ、それに、うちにも一本あるしな。」
(・∀・)「どれどれ、どんなんでっか?ああ~これでっか、こんなんあきまへんやろ。
      車に合わせて、曲がりまへんやろ。ぐにゃぐにゃびよんびよん。」
(゜ω゜;)「やめてくれ、うちの工具壊れるやないか・・・」

そこへ、例の男が帰ってきた。
(●へ●)「なにやってんのや、早よ仕事せい!、なんや、どないしたんや。」
にいやんは、男の顔を見て、急におとなしくなった。
(;゜ω゜)「はい、特殊工具売ってるんです。」
(●へ●)「う~ん、ほんでそれ、なんぼや。」
(;゜ω゜)「はい、2000円です。」
(●へ●)「なんや、えらい安いやないか。」