福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

リアシャフトベアリング交換のつづき

(゜ω゜;「そのまま走ってるとどうなるんですか?」
それなら、分かるぞ。
車輪ごとどっか飛んでっちゃうんだよ。
まあ、そこまで走るやつはあんまり居ないと思うけどな。

この、リアシャフトのベアリングを交換するのに、
工場それぞれのやり方があるはずだ。
千差万別。企業秘密だよ!
教えてくれっつったら、茶化されておわりだ。
しかし、われわれの業界、技術はなぜか盗んでも怒られない。
工具盗んじゃだめだよ。

ためしに、尋ねてみろ。
「特殊工具のベアリングプーラーで、ギュギュッと・・」とか言う返事が帰ってくる。
「ほんまかいな」

で、これをどうやって抜くかですけど、
先ず、プレスでベアリングを割ります。
玉は、後でパチンコ行くときに使うんで置いておきます。(うそですから)

そして、

イメージ 1叩く

カラーを叩きます。
おもいっきり叩きます。
ガンガン叩いてください。
すると、金属が伸びちゃうんだな。これでカラーは取れる。

ベアリングの方も叩くと取れるらしいんだけど、
これはちょっと大変よ。
カラーと素材が違って、ベアリングの金属は硬い。伸びない
手の関節が壊れちゃうよ。
でも、カラーが取れたら、後はプレスでなんとかなるでしょう。

しかしこれ、
最初に叩いた人は偉いよな。
叩くなんて、思いつかなかったもん。
ベアリングを割るってイメージが出ないもんな。
まだまだ、おっさん整備士に教えてもらわなきゃいけないことはたくさんあるな。