福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

整備主任者技術研修

今日は、
整備主任者技術研修を受けて来ましたよ。

今日の技術研修は、ダイハツです。

パワー・エントリ・シート・システム
電子制御式ブレーキ(EBD制御つきABS)
キーフリーシステムの制御など

我々、技術者は、日々こうして、
最新技術を会得して、
「来るべき世界」に備えているのですぞ!よろすいかっ!


ところで、ABSは分かるけど、EBD制御って始めて聞く言葉ですよ。

資料によりますと

EBD制御つきABSは、ABSに加え、前後制動力配分制御を採用したシステムである。積載状態の
変化や減速度などによる加重移動に合わせて前後輪のブレーキ力配分を適切にコントロールする。
更に旋回中の制動時においても左右輪の制動力をコントロールして車両安全性を確保する。
故障時にはフェイルセーフ機能が働き、ウォーニング・ランプを点灯させて運転者に異常を知らせる
と共にダイアグノーシス(自己診断)機能によって異常個所を点検作業者に知らせる。


と、あります。
講師の方は、プロポーショニングバルブを例に出しておられましたが、
システムの構成を見ると、
4WD車には、「Gセンサ」と言うのがありますが、
それ以外には、なんら、めあたらしい装置は無さそうですよ?

4輪にそれぞれ、車輪速センサが付いておりまして、
油圧回路も、4輪分設けられております。

後は、ECUが以前よりかしこくなっているようで、
「前後制動力配分制御」なんつーのが有ります。

プロポーショニングバルブの機能を、EBDが代わりにやっていると言うことですかね?

今までの、ABSは、急ブレーキを踏んで、タイヤがロックした時に効くのですが、
この、EBD制御は、タイヤがロックしてなくても、制動力配分のために、作動を開始するそうで、
特に、カーブを曲がっている時にブレーキを踏むと、
「コツコツコツ」と、気前良く働いてくれるのだそうです。
いやぁ~、頼もしい。


そして、
整備士の技術の実習には付き物のエンジン発見!

イメージ 1エンジン

エンジンだけじゃなしに、
トランスミッションやら、ブレーキまで付いてる!
タイヤ付ければ、もう走れるやん。

イメージ 2裏側

整備士の方は、見慣れてますけど、
すごいんですよこれ。
ちゃんと、エンジンがかかります。
模型じゃないです。

イメージ 3innovation for Tomorrow

ダイハツディーラーさんから、持ってきたそうです。

一番の特徴は、ECUやらの各端子がむき出しになっていまして、
測定なんかがやりやすいようになってるのです。
もちろん、DLCコネクタも完備!

そこにある、コンテと同じエンジン、同じミッションです。

さあ、不具合を再現してみましょう。