福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

もしも、車検が無くなったら


さあ、
車検制度がいざ無くなったら、いったいどうなるのか!!
わたくし、経済的に考えても、きっと間違いますんで、
明確な部分を主に考えて行きたいと思います。

先ずね、
自動車税の納税確認が無くなるね。
て言うか、車検に使う納税証明書が必要無くなるんだよね。
車検に使う、自動車税の納税証明書って、必ず「自動車検査用」って書いてあるって、知ってた?

そして、整備工場が、自動車重量税の集金をすることも無くなるんだよね。
だからと言って、納税義務が無くなるわけじゃないから、
振込用紙が、各家庭に送られてきたりするんじゃないかな。

もちろん、放置違反金の滞納で、車検拒否制度なんつーのも無くなる。
まあ、自動車整備工場にとっては、せいせいしますよ。
すっきり!だね。

自賠責保険の取次ぎは、お客さんが来れば、続けるんだけど、
この、自賠責保険つーのも、車検制度と密接に関わっていて、
車検制度が無くなると、自賠責保険のうっかり失効がどんと増えるだろうね。
事故を起こして、相手の車が自賠責入って無かったりしたら、最悪だよ?
ああ、おそろしい。


さて、車検制度が無くなると、
ヤマト車検も、車検の速太郎も、ホリデー車検も、車検のコバックもぜーんぶ無くなっちゃう。
当たり前だね。車検が無くなるんだから。

考えて見ると、指定工場の意味が無くなるな?
全部、認証工場だ!名前だけ残るかもしれないけどな。

僕が考えるところ、これらの、車検専門店は、かなりの割合で店じまいするんじゃないかな?
だって、儲からなくなるもんな。

まあ、みなさん、考えてみてくださいよ。
車検制度なんて、実際にはもう既に、昔とは大きく違ってきてるんですよ。
はっきり言いますけど、崩壊してるんですよね。
だって、点検、整備しなくても、車検は通っちゃうんですよ?
ユーザー車検もちろんオッケー!
ブレーキパッドなんて、交換してなくても大丈夫!
エンジンオイルもブレーキオイルも交換してなくても、車検には関係ない!
壊れるまで走ってください!てなもんです。
(ブログ福本児童舎をご覧の皆様は真似しないでくださいね。損しますから。)



さあ、みなさん!
車が壊れたら、何処へ行く?
ガソリンスタンド?どうだろうね?まあ、認証工場はガソリンスタンドには少ない。

ディーラー?
そうね。そうだね。
ところがね。僕が考えたところ、
ディーラさんの技術料、整備工賃が、値上がりしますよ。
それも、今の何倍もの料金になりますよ。
そりゃもう、分かってんだ!
だって、日本のような車検制度の無い諸外国の整備工賃って、
今の日本よりも、何倍も高いんだからね。

そこでやっと、
あなたの町の自動車整備工場の登場ですよ!
しかし、これとて、ディーラーさんほどではないけれど、
かなりの値上がりが予想されますよ。

そして、なにより、技術が物を言う時代になってくるでしょうから、
やめていく整備工場と、
伸ばしていく整備工場に大きく分かれます。


わたしのところはと言えば、
ただでさえ、車検が少なくて、一般修理が実は多いんですけど、
今よりも、むしろ、仕事は増えるように思うんですよね。
ただ、今よりも、かなり深刻な状態の車の入庫も増えるでしょうね。
そして、工賃が上がるもんですから、
車検が無くなったほうが、僕はむしろ儲かると思うんですよね。
仕事はたいへんになるでしょうけどね。
故障車が殺到するおそれもあります。


と、考えていたら、ちょっとしたことに気が付きました。
代車が無くなりますよ!あなたっ!
今でさえ、各社、代車を減らしていく傾向にあるんですから。
車検なんか無くなるもんだから、
今より代車を増やしていく工場なんか無いでしょう。
むしろ、代車なんて、全て無くして、代わりにレンタカー登録を増やしましょうってなもんですよ。


大丈夫です、みなさん!
御安心下さい。
今の日本で、車検制度が無くなる事は考えられません。
それは、最初の方に書いた理由によります。
車検と言うのは、政府や自治体の大事な収入源なんですから。
そうですよね?民主党さん?

僕は、無くなってもいいんだけどね。