福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

緊急企画、一級実技試験でオシロスコープが出てもあわてるこたあないんだ

僕が、一級小型自動車整備士の実技試験を受けたときに、
出ましたよ!
オシロスコープ!!

オシロスコープってのは、電圧を測る機械です。
そして、時間軸があります。
周波数を持った、交流波形を観察したりします。

(ものすごく、ハショッタ説明してますんで、
 そのつもりで!!怒ってきたりしないように!)

自動車で、周波数を持った、交流波形と言うと、
オルタネータしか、思いつかないんだよなあ。
そうじゃなければ、今度はストレージオシロの担当だと思うよ


さて、
例の実技試験を受けて、
「波形を出せなかった」と言う人がけっこういるみたいなんで、
よおく考えてみましたよ。

波形が出なかった原因が2つ思い浮かびます

僕が実際に動かしたスイッチはたった3つでした


それでは、写真を交えながら、お話しますよ。

イメージ 2プローブ

オシロスコープでは、こんな「プローブ」と言う器具で、
測定場所を突っつくのが一般的です。

基本的に、「電圧」を測定するんですから、
「プラス」と「マイナス」を突っつけばいいんですけど、

「プラス」は、先っちょがカギになってるので、それでひっかけるんですよ。
じゃあ、「マイナス」は?
え、マイナスプローブはどこ行ったの?

イメージ 3マイナス

途中にぶら下がってる、ワニグチ、これが、マイナスです。
「アース」と呼びます。

で、波形が出なかった原因の一つめが、
「アース」を取り忘れたんじゃないか
とか思ってるんです。
「アース」取らないと、波形が出てこないんですよ。

イメージ 4測定方法

だから、こんな接続になるんです。
試験では、パネルにいくつか端子が名前を書いて並んでいますんで、
B端子とか、アースとか選べばいいです。

イメージ 5操作パネル

たくさんのスイッチや、ダイヤルが並んでいます。
どれも大切な機能を持っているんですけど、
実際に操作しなければならないのは、ほんのわずかだと思います。

イメージ 6VOLTS/DIV

先ず、ボルトパーディビジョン
縦軸に表示される、電圧の大きさを調整します。
思い切ってガチャガチャ回して下さい
これが、試験で実際に使用したスイッチの一つ目!

イメージ 7SWEEP TIME/DIV

そして、スイープタイムパーディビジョン。
横軸の、波形の掃引時間を変えられます。
横に、波形が伸びたり縮んだりする。
思い切ってガチャガチャ回して・・・いやまてよ

試験の時は、このダイヤルが無かったのよ。
その代わりに、スイッチが有った。
僕も、あせって、チャンネル2のほうの電圧ダイヤルをガチャガチャやってしまった。
でも、あわてること無かれっ!

手元の資料に目を通してみれば、
「掃引時間はこのスイッチを使ってね、うふっ!」
って、ちゃんと書いてあった。
落ち着いて、手元の資料を確認すれば、クリアっ!
使用したスイッチの二つ目だ

イメージ 8AC GND DC

さらに、エーシー、グランド、ディーシーと言うスイッチ

測定する波形を、直流で見たり、交流で見たりするためのスイッチ。
最初は、GNDになっていたりする。
GNDで、表示の調整とかするためだ。
そして、GNDでは、外部の波形は無視される。入ってこない。見れない。

僕が思いついた、波形が出なかった原因の二つ目がこれ。
スイッチがGNDのままだったんじゃないか?

DCになってて、波形が出なかったと言う人もいるみたいなんだけど、
DCだと、波形が全く出ないのかと言うと、そんなことは無くて、
VOLTS/DIVダイヤルをガチャガチャ回せば、小さい波は観測できるんだ。
波形を大きくしようとすると、
画面から、はみ出ちゃうから、
「ああ、じゃあ、DCだとはみ出ちゃうから、ACで見てみようか」
と、こうなる。

実際に、試験で使ったスイッチの三つ目だ。

イメージ 9TRIGGER LEVEL

3つのスイッチを触ったと言ったけど、
実は、もう一つ触った。
トリガーレベルのダイヤル。
僕が持ってる、オシロスコープは、
このダイヤルを回すと、波形が見やすくなる位置が有って、
良くグルグル回してるんだけど、

試験の時に、これをグルグル回しても、特に見やすくはならなかった。
って言うか、優秀なオシロスコープだったみたいで、
自動で、一番見やすい位置を決めてくれてたんじゃないかな。


いかがだったでしょうか?
思い切って、ガチャガチャ動かすのが吉です。
ただの電圧計です。
落ち着いて、手元の資料を見れば、なんちゅうことは有りませんぜ!

健闘を祈ります。
応援してます。
決めちゃってください!!