福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

ロードスターのリアキャリパ

ロードスターのリアキャリパから、オイルが漏れていましたよ。
どれどれ、

イメージ 1リアキャリパ

ピストンから漏れているんじゃなくて、
矢印の所、
サイドブレーキの機構から漏れています。
じわじわ、漏れてきます。

しかし、この車、ブレーキオイルのリザーバタンクを見たらピカピカ!
マスターシリンダごと交換したんでしょうかね。

そして、1年ほど前に、ブレーキオイルを交換したと言うステッカーが張ってありました。
エンジンルームにステッカーを貼ると言うのは、われわれ認証工場ではやらないですね。
ライバル会社の仕業でしょう。
そして、ブレーキオイルは、最低ラインまで、減っておりました。
いったい、いつから漏れながら走っていたんでしょう。
しかし、なんで、リアキャリパーのオイル漏れを治さないんですかね?

この車は、サイドブレーキも、キャリパーを利用している車種でして、
普通、そういった車種は、ピストンを押し戻す際に、ピストンを回転させる必要があります。

この車種の場合はですね、キャリパの後ろにボルトが有りまして、
そのボルトを外すと、さらにその中に、ヘキサゴンのねじが有って、
そのヘキサゴンを回すとピストンが引っ込むんですね。
めっちゃ便利です。

イメージ 2ヘキサゴン

さあ、この六角形のねじを回すんです。

・・あれ?!六角形じゃないよ?(~_~;)丸いよ!?
これじゃ、回らないよ。どうすんのよ・・これ。

ふむ、ちょっと分かりましたね。
六角のねじをなめてしまったために、そこに触れるのがいやなんでしょうね。
でも、やらなきゃしかたがないでしょうに。

イメージ 3ピストンを外す

実はこれはやらせ記事でして、
ひととおり作業が終わった後に、記事をつくるために、また部品を組んだり外したり・・

後ろのねじがどうしても回らないので、苦労しまして、
ピストンを回して、なんとかピストンを引っこ抜きました。

イメージ 4ピストンの内側

ピストンの内側には、内側にねじを切った筒。
その筒は、ワンウェイクラッチみたいなので固定されています。
片側にだけ回るようになっているわけです。

これがうまく作用して、油圧がかかるたびに、サイドブレーキが少しずつ調整されていくわけですね。
良く出来ています。

他の車種はもっと単純だよ。

・・・つづく