福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

伝説の整備士その10(不死身のアンドロイド)

不死身のアンドロイドその3

ちょっと、おさらいをしておく。
このおっさんは、若くして、肺の3分の2を切り取った。
その後、胃の全部と、腸の一部を切り取った。
さらに、足の骨をジュラルミンに交換。
現在、肝臓を治療中。
胸に、点滴用の部品を内臓。(これは、使わないまま取り外された。)
書いてなかったけど、手の指を一本、事故で失っている。
いつも笑って、事務所に遊びに来ては、コーヒーを飲んで帰る、不死身のアンドロイド。


このおっさんは、酒やビール類はほとんど飲めなかった人だ。
ところが、胃を失くして、しばらくしてから、日本酒をたしなむようになったらしい。

(゜ω゜)「杉田さん(仮名)お酒は飲んでもいいんですか?」
(^o^)「それが大丈夫なんや。医者は少しならかまわないって、言うてる。」

なるほど、酒は百薬の長とか言うし、医者が言うなら安心だ。
聞いてみると、コップ一杯のお酒で、ちょうど良い。気分が良くなるらしい。
不思議なのは、胃を切る前は、全く飲まなかった。飲めなかった。
胃を切ってから、なんだか飲めるようになったと言う。

(^o^)「それが、不思議なんや。コップ一杯のお酒がおいしいんや。」
(^ω^)「それは良かったですね。」
(^o^)「五臓六腑に染み渡るのや~。」


・・・彼には胃は無い。