福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

作業灯

最近昔のことを良く思い出す。

ある日突然分かったことが有って、
人は誰かを助けようと思っても、
その相手が、「助けて欲しい」と思わなければ、うまく助けることが出来ないのだ。

大学生の頃を思い出した。
僕は、1年生、2年生の頃の成績はけっこう上位だったんだけど、
3年生になってから、突然成績ががた落ちになった。
僕が通っていた大学は、大変熱心な学校で、
学生の勉強しやすい環境を良く考えてくれる。
そればかりではなく、高校の時みたいな、2者面談、保護者面談なんてイベントもこさえてくれてある。
3年生の時の面談では、もちろん、先生が大変心配してくれたわけだ。
「君はいったい、最近なにがあったんだい?」
僕は、自分の考えを正直に話した。
実は、僕は大学をやめて、別の方面へ進もうと思っていて、既にそれを準備していた。
家に帰って、おやじに相談したところ、
「おまえはもしかして、大学に付いていけないからそんなことを言い出したんじゃ無いだろうな。
 どうなんだ?もう、卒業は出来ないのか?」
いや、卒業は出来る。それまで待つのがハガユクなってきたのだ。
「だったら、卒業すればいい。それからでも遅くはないだろう。後は好きにすればいい。」
僕は、おやじの言うとおり、大学を卒業することに決めた。
「と、言うわけで先生。学校に戻ってきましたんで、あと1年よろしくお願いします。」
先生、なんて言ったと思う?
「ふふ。僕は必ずしも親の言うことを聞く事が正しいとは思わないよ。
 大丈夫かい?僕に出来ることが有れば、協力するよ?」
なんと、大学を辞める方を勧めてくれた。
実際、その先生は、常識にとらわれない、とても柔軟な考えの人だったよ。
「いえ、先生。大丈夫です。大学を卒業してからでも間に合います。」
「そうかい。君の健闘を祈っているよ。がんばりなさい。」

このね、「大丈夫か?」とかね、「がんばれよ!」とかね。
若い頃は、目上の人に言ってもらったことが、何度も有って、
今でも、一人ひとり、心に残ってるんですよ。
僕自身、なんでこんな頼んない男に、声をかけてくれたのか、
未だに正確に理解できていないんですけど、
まあ、みなさん、ありがたかったですよ。嬉しかったですよ。

そして、僕は、やせがまんが大好きなんです。



今日ね、
仕事中に、作業灯を落っことしてしまった。

イメージ 1


あ~あ。
壊れちゃったよ。

でも、割れてないな。


イメージ 2


つなぎ目を見ると、こんなだった。
はめ込み式ですね。
・・・ひょっとして、点くかな?


イメージ 3


残念ながら、点きませんでした。
次は、LED型電球?反対か、電球型LEDにしようかな。
明日ジョーシンへ行って見るよ。

ちなみに、この「・・シ~ン」って言う擬音は、
手塚治虫が発明したんだそうな。