福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

黒ヤギさん


黒ヤギさんから、お手紙着いた
白ヤギさんたら、読まずに食べた
しかたがないので、お手紙書いた
さっきのお手紙、ご用時なあに

それを読んで、
黒ヤギ怒って手紙をしたためる。

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君はいつもそうなんだ。
手紙の内容は、そんなに重要なことでもない。
今度会った時にでも話すよ。
それより、こいつはどうだ。
どうせ君のことだ、後で読もうと食卓にでも置いておいたんだろう。
だいたい、君は質問が多い。多すぎる。
こないだ会った時。
「黒ヤギ君、兄弟は何人だっけ?」
「2人兄弟だよ?」
「そうか、そうか。」
「・・・・?!」
それで、会話が終わったろう?
君は、自分の中で、何か考えが有って、質問したんじゃなかったのか?
それを、言わないことには、何のことやら意味が分からないじゃないか。
例えば僕が
「僕は2人兄弟なんだ。」
とか言い出したら、
「そうか、そうか。」
はもっともな相槌だが、
僕は、君の質問に答えたんだから、「そうか、そうか。」は、おかしな話だ。
わざわざ、質問をして、自分の意見を言わないのは、
何も考えていないんじゃないのか?
そうじゃなければ、
言えない事を考えているのだ。
質問が3回続けば、
怒るのもむしろ当然だと僕は思うんだ。
ちょっと、興奮してしまった。
申し訳ない。
今度会えるのを楽しみにしてるよ。

黒ヤギ
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