福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

ラジオが鳴らない

ビビオの車検をやっていた。
作業も、終わりに近づいて、納車の準備にかかるころ、
電話がかかってきた。

ラジオが壊れてるので、直して欲しいとのこと。

ええ
今から間に合うかな・・
困ったな。

おやじが急かす。

「おいっ!ラジオが鳴れへんぞ!何でや!」

それ、さっき聞いた。

「アンテナ伸ばしてみ!アンテナ!」

いや、電源は、入るけど、全然音が鳴らないから・・

「俺はアンテナやと思うねん!アンテナちゃうか?」

うるさいなあもう。
チューニング出きるから、アンテナは、とりあえず置いとこうよ。

「アンテナ触ってみ?スカスカやで?アンテナ悪いやろ?」

いや、こういう時は、先ずラジオを取り外してやな。
配線チェックとか、電圧とか・・

「やっぱり、アンテナやと思うんや」

ちょっと、黙っといてくれ。
だいたい何でさっきから、アンテナが気になっとんねん。

ああ

昔は、こんなおやじや無かったんやけどなあ。
最近ひどなって来た気がするなあ。
すごい、神経質な整備士やったんやけどな。

一通りしゃべったら、疲れたかして、どっかへ行ってしまった。

ラジオを外したいんやけど、なかなか外れへん
ええいくそう。
なんとなく、左のスピーカーのカバーを外してみたら、
左のスピーカーが無かった。

あれ?

あ、そうか。この車、バンやから、スピーカーひとつしか付いてへんのやな。

右のスピーカーを外してみて、
抵抗を測ると、∞やった。

イメージ 1スピカ

なあんや。スピーカー壊れてるで、これ。



工具箱の引き出し開けたら、
古いスピーカーが出てきた。

これで、ええんちゃう?

イメージ 2古!


取り付けてみると、音が出た。

うん。安く付いて、お客さんも喜ぶやろ。

とうちゃん、直ったで