福本児童舎 新館

ふくちゃんのブログ

負特性サーミスタと電圧の関係

昨日の話だけど
パソコンでグラフ描こうと思ったのよ。グラフ。
で、先ず、エクセルかなんかで描けるだろうと思ってエクセル起動して、
描こうとするんだけど、描けないのよ。
本棚の本を読み返してみたり、インターネットで調べたりするんだけど、やっぱり描けないの。
別に難しいグラフを描こうってんじゃないよ。
x軸とy軸が有って、2つの点を線で結ぼうとしているだけ。
エクセルで出来るとあんたも思うだろう?
ところがね、エクセルのグラフって、2次元に見えてるけど、データは、1次元しか受け付けない。
じゃあ、ってんで、フリーソフト調べてみるけど、今度は、一次関数をグラフにするやつだったり。
結局どうしたかって言うと、あきらめたの。
そして、今日起きてから、あらためて、エクセル起動して、紙に升目を印刷した。
グラフ用紙の出来上がり。
それに、グラフを手書き。デジカメで撮影。なんじゃこりゃ。
ベーシックとかあれば、描けそうだけど、なんだかねえ。今時ベーシックでも無いだろう。
第一、ベーシックを探すのが面倒くさい。別の言語を覚えるのも面倒くさい。
たった一枚のグラフを描くのに、いくらか出すのもいやだしな。つまんねえなあ。パソコン。



と、言うわけで御座いまして。気を取り直してやってまいりましょう。
車はトヨタのCXR10Gだっけ?平成11年ぐらいのイプサム
これに、HDM-2000を繋げて、お勉強をしてたのよ。
そしたら、水温センサーの値が電圧で出てくる。非常に分かりにくい。
高い診断機なんだから、温度で出ろっつうのよ。
まあ、車種によって、センサの特性が違ってきたりするんだろうけどな。
友達が持っている、DST-1を繋げてみたら、ちゃんと温度で表示される。
まあ、このへんが、トヨタ専用診断機との差なんだろうな。
まあ、温度見ればそんなもんだろう。別に故障している訳じゃないから当たり前のことなんだけどな。
そこでですね。温度と電圧の関係をグラフにしておけば、
近い将来、何かの役に立つかもしれないってんで、
ラジエターの口から温度計を突っ込んで、温度を測って、
HDM-2000つないで、電圧を記録した。
測った点はたった2点

35℃の時1.77V
95℃の時0.31V

ちょっとグラフを見てもらいましょう。

イメージ 1グラフ

縦軸が温度。-40℃から140℃まで
横軸が電圧。0Vから5.00Vまで

ちょっと見にくいので、もう一枚描きました。

イメージ 2グラフ2

横軸を、0Vから3.7Vまでに引き伸ばしました。

まあ、もとより、4V以上の電圧が出たらその時点でもうおかしいので、これで十分でしょう。
これで、電圧を測って、2.0Vぐらいだったら、ただいまの水温がおよそ25℃ですよと分かりやすいね。

どうして、こういう事をしたのかと言うと、
負特性サーミスタって言うのは、
温度と抵抗の関係は、2次関数みたいなグラフになって、
温度の高いところと、低いところは、非常にシビアで判断が難しくなる。
その点、温度と電圧の関係をグラフにすると、ほぼ直線になっちゃう。判断しやすい。

そして、2点しか測定していないのは、
ラジエターの口から温度計を突っ込んで実際の温度としているもんで、
エンジンをかけた瞬間から、温度計の温度とセンサ付近の温度がどんどんずれてくるからです。
次に、温度が合うのは、
サーモスタットが開いてから。

95℃と言うのは、ラジエターファンが回る直前の温度です。
ラジエターファンが回ると、電圧が0.39Vまで下がります。
グラフで見ると、92℃ぐらいかな。
温度計の温度も92℃ぐらいまで下がります。

これは、診断機なんか持っていなくても、また、診断機が使えない車種でも
電圧が計れれば、判断出来そうですね。
他にも、応用出来ればと考えています。

以上、役に立たない実験データでした。