プロペラシャフトジョイント交換

ある日、運転手さんからの電話

「こないだの車検でブレーキはみてくれたんかいな？」

もちろん見てます。
症状を言ってもらえれば、なんらかの対処法が見つかるかもしれません。

「ブレーキパッドは換えてくれてるんやろか？」

と、言われて、
僕はタクシーの車検はたくさんやってますからね。
とりあえず、ナンバーかなんか言ってもらえれば、
帳面をしらべられますよ。
て言うか、ブレーキパッドは全部交換してるわ。最近。
ところで、症状はどうなんですか？

「じゃあ、うしろのブレーキシューは交換してくれてるのかいな？」

後ろはね、けっこう長持ちしますんでね。
点検して、残量が十分なら交換しませんよ。
車番は何番ですか？症状は？

「点検はしてくれてると言うことやね。じゃあ、無くなることは無いね？」

後ろのブレーキシューが無くなることは今まで無いですね。
フロントブレーキパッドが一年もたない人はたまにいますけどね。

「前向いて走ってる時は鳴らないんやけど、後ろに走ると、きゅきゅ～って音が鳴るんや。」

そりゃあ、後ろのブレーキシューから音が鳴ってるのかもしれませんね。
部品はいつでも用意してますんで、いらしてください。

そして、車がやってきたので、見てみると、
ブレーキ踏まなくても、音が鳴ってた。
これ、ブレーキ関係ないよ。

リフトで持ち上げて、
一人でタイヤ回してても、音が出ない。センタベアリングのゴムがひび割れてる。
センタベアリングだろうか？どこかこすってる痕はなさそうだし。
もう一人呼んできて回してみた。

「プロペラシャフトのジョイントやで。シャフト外してみい。」

なるほど。外したら、良くわかる。

マークⅡの時は、ジョイントは交換できなかったのだが、
コンフォートになってから、ジョイントを交換できるようになった。
ただし、交換した事は無い。

これ、交換にけっこうコツがあるので、
教えて欲しい人は、入門してください。
教えたくない訳ではないんですが、
手取り足取り教えないと、きっと失敗するから。

福本児童舎　新館