パジェロイオ4WDインジケータ異常点灯

H76Wパジェロイオの4WDインジケータ異常点灯の修理

4WDインジケータ

4WDインジケータランプの中央の黄色いランプが点滅している。
このランプは、VCUロックランプ（センターデフロック？）と言うランプで、
普段は消えている。
トランスファ操作レバ
VCUロックの位置に、トランスファを操作すると、点滅が、点灯に変わった。

さて、何処が悪い？
まあ、構造が分からないと、診断が進まないわけで、
整備マニュアルと、診断機を用意した。

診断機をつないで見たら、
コード５５　エンジンＥＣＵとの通信異常と言うのが出てきた。
詳細は省くけど、どうやら、これは関係ないみたい。
消去したら、出てこなくなった。
誰か、ソケット外さなかったか？

4WDインジケーターコントロールユニットと言う小さな箱が有って、
その箱が、インジケータの点灯、消灯を行っているらしい。
4WDインジケーターコントロールユニットとは、通信は出来ない。

後は、トランスファーに、５つ、スイッチがくっ付いている。
・VCUロック検出スイッチ
・2WD/4WD検出スイッチ
・VCUロック作動検出スイッチ
・4WD作動検出スイッチ
・ハイ／ロー検出スイッチ

そいじゃあ、先ず、VCUロック検出スイッチから点検していくでしょう。そうでしょう。

VCUロック検出スイッチ

すると、どうでしょう。
レバーを操作したら、ON/OFFされるはずなのに、
これが、ONのまま

いやいや、あせるなよ

じゃあ、ためしに、VCUロック検出スイッチだけソケットを外したままにしてみると、
4WDインジケータの中央のランプは消えましたよ。
今度は、VCUロックの位置にレバーを動かすと、点滅するようになりました。

次の作業は、スイッチを外して、導通検査です。

道通検査

スイッチ、単体でも、ONのまま。
では、スイッチを交換しましょう。

ところで、もう一つ、良く似た名前のスイッチが有りましたね。
VCUロック作動検出スイッチ。
なんだこりゃ。

ははあ、これは、きっとあれでした。
今、レバーをどの位置に操作しているかを検出して、
そして、ギアが、どの位置にあるかを検出しているわけですね。

二つの信号状態が一致しないと、点滅するわけですね。

なぁんだ。そんな難しいもんでも無かったんですね。