一級口述の2問目
それでは、問題2
福本「お待たせ致しました。
ヤマダ様からご依頼のありました、〔アイドリング時エンジンの調子が悪く、エンジン警告灯が点
灯している。ただし、走行を開始するとエンジンの調子は全く問題ない。〕という不具合の修理と
一年定期点検整備と、日常点検整備について、ご説明させていただきます。
試験員「はい」
福本「先ず、不具合の原因ですが、
外部診断機をつないでお車のコンピュータと双方向通信を行った結果、EGRバルブ制御系等のダ
イアグノーシス・コードが記録されていました。
EGRバルブを取り外して点検した結果、EGRバルブが開いたまま固着していたので
(部品を見せる)、部品を交換したところ、エンジンの調子も良くなり、エンジン警告灯も消灯し
ております。ご確認ください。」
試験員「はい」
福本「EGRバルブと言うのは、エンジンの排出ガスの一部を吸気側に戻して、燃焼温度を下げ、有害な
NOx、窒素酸化物のことですが、この排出を低減させる装置のことです。
今回、EGRバルブが開いたまま壊れていましたので、普段は閉じているアイドリング時のエンジ
ンの調子が悪く、走行を開始するとEGRバルブが開いていると言う正常な状態に近くなって、
エンジンの調子が良くなると言う不具合が出たわけです。」
試験員「はい」
福本「次に、定期点検整備と日常点検整備のご説明をさせていただきます。」
試験員「はい」
福本「エアエレメントが、汚れて交換時期が来ておりましたので交換しております(部品を見せる)
ご確認下さい。」
試験員「はい」
福本「ロングライフクーラント2リットルを交換しております。ご確認下さい。」
試験員「・・質問があります。
LLCが、濃すぎたり、薄すぎたりした時の弊害について、教えて下さい。」
福本「はい。・・LLCは、およそ30%から60%の範囲で使います。寒い場所では濃度を濃くして、
凍結温度を下げて凍りにくくします。30%より薄いと、冷却系等が腐食したり、凍結することが
あります。また、60%より濃いと、逆に凍結温度が上がって、凍りやすくなりますので、ご注意
下さい。」
試験員「はい」
福本「サイドブレーキの引きしろが、8ノッチと多かったので、規定の5ノッチに調整しております。」
試験員「はい」
福本「今回交換いたしました部品はこちらで処分させて頂いてよろしいでしょうか。」
試験員「はい」
福本「今回、エンジンオイルは交換しておりませんので、時機を見て交換してください。」
試験員「はい。」
福本「本日はどうも有難う御座いました。
問題2を終了します。」
試験員「・・・2分少々余ってます。
・・もう一回やってもよろしいで。」
・・ここで福本真っ白になる。(゜∇゜;)・・・・え?
試験員「もう一回言い直してもかまいませんよ。」
・・まだ、真っ白(゜∇・;)・・・・
どこから言い直すべきか。最初から言い直す訳にはいかないだろう。言い直すならEGRバルブのところか。それか、LLCの説明か。しかし、言い直してさらにアホなことを言ってしまいそうだ。試験員に冗談なんか通じないだろう。しかし、冗談言ったところで減点なんてあるのか?・・・
ぴ~んぽ~んぱ~んぽ~ん
「はい、時間が来ましたので、忘れ物の無いように。お疲れ様でした。」
福本「お待たせ致しました。
ヤマダ様からご依頼のありました、〔アイドリング時エンジンの調子が悪く、エンジン警告灯が点
灯している。ただし、走行を開始するとエンジンの調子は全く問題ない。〕という不具合の修理と
一年定期点検整備と、日常点検整備について、ご説明させていただきます。
試験員「はい」
福本「先ず、不具合の原因ですが、
外部診断機をつないでお車のコンピュータと双方向通信を行った結果、EGRバルブ制御系等のダ
イアグノーシス・コードが記録されていました。
EGRバルブを取り外して点検した結果、EGRバルブが開いたまま固着していたので
(部品を見せる)、部品を交換したところ、エンジンの調子も良くなり、エンジン警告灯も消灯し
ております。ご確認ください。」
試験員「はい」
福本「EGRバルブと言うのは、エンジンの排出ガスの一部を吸気側に戻して、燃焼温度を下げ、有害な
NOx、窒素酸化物のことですが、この排出を低減させる装置のことです。
今回、EGRバルブが開いたまま壊れていましたので、普段は閉じているアイドリング時のエンジ
ンの調子が悪く、走行を開始するとEGRバルブが開いていると言う正常な状態に近くなって、
エンジンの調子が良くなると言う不具合が出たわけです。」
試験員「はい」
福本「次に、定期点検整備と日常点検整備のご説明をさせていただきます。」
試験員「はい」
福本「エアエレメントが、汚れて交換時期が来ておりましたので交換しております(部品を見せる)
ご確認下さい。」
試験員「はい」
福本「ロングライフクーラント2リットルを交換しております。ご確認下さい。」
試験員「・・質問があります。
LLCが、濃すぎたり、薄すぎたりした時の弊害について、教えて下さい。」
福本「はい。・・LLCは、およそ30%から60%の範囲で使います。寒い場所では濃度を濃くして、
凍結温度を下げて凍りにくくします。30%より薄いと、冷却系等が腐食したり、凍結することが
あります。また、60%より濃いと、逆に凍結温度が上がって、凍りやすくなりますので、ご注意
下さい。」
試験員「はい」
福本「サイドブレーキの引きしろが、8ノッチと多かったので、規定の5ノッチに調整しております。」
試験員「はい」
福本「今回交換いたしました部品はこちらで処分させて頂いてよろしいでしょうか。」
試験員「はい」
福本「今回、エンジンオイルは交換しておりませんので、時機を見て交換してください。」
試験員「はい。」
福本「本日はどうも有難う御座いました。
問題2を終了します。」
試験員「・・・2分少々余ってます。
・・もう一回やってもよろしいで。」
・・ここで福本真っ白になる。(゜∇゜;)・・・・え?
試験員「もう一回言い直してもかまいませんよ。」
・・まだ、真っ白(゜∇・;)・・・・
どこから言い直すべきか。最初から言い直す訳にはいかないだろう。言い直すならEGRバルブのところか。それか、LLCの説明か。しかし、言い直してさらにアホなことを言ってしまいそうだ。試験員に冗談なんか通じないだろう。しかし、冗談言ったところで減点なんてあるのか?・・・
ぴ~んぽ~んぱ~んぽ~ん
「はい、時間が来ましたので、忘れ物の無いように。お疲れ様でした。」